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法人について 

福岡市内外に住む、自閉症の子どもを持つ保護者たちが、平成13年に「自閉症児者の家庭療育を考える会TOUCH」という学習会を始めました。
この会では、学習会、父親のための学習会(FA学習会)、兄弟姉妹の会(STEP)をそれぞれ月に1回行ってきました。
さらに事業を広く行うため、平成18年に特定非営利活動法人として認証を受け、事業を開始しました。


法人設立にあたっての趣旨

現在まで自閉症児者はその障害特性への適切な教育支援や十分な社会生活支援を受けることが出来ませんでした。その結果、二次障害に苦しむ人も多く、当事者や家族は心身ともに様々な困難を抱えてきました。

自閉症児者は障害特性に配慮した療育や教育、援助を出来るだけ早期に、適切に施すことによって、社会で抱える困難やハンディキャップが軽減可能であり、自閉症児者の地域生活を現状より豊かにすることが可能です。

しかし、現在は自閉症の障害特性に対して適切な早期の療育や援助を行うための自閉症に特化した支援事業所は地域にありません。
また、自閉症児者とその家族は、障害特性ゆえの周囲の人々の理解を得ることができず、社会の中で孤立したり、さまざまな困難を抱えたりと、健全な社会生活を送ることができないことも多くありました。社会への啓発をおこなうことも必要です。

同時に自閉症児者の兄弟姉妹はいじめにあいやすいなどの問題を抱えており、その健やかな成長を助けるための支援も必要となっています。

私たちは任意団体として、発達障害者全体の福祉向上を念頭に置きながら、特にその対応と理解が困難な自閉症について、その家族・支援関係者・専門家が集い、理解と啓発の為の学習会や講演会を中心に行いながら、広報活動や兄弟姉妹への支援活動も行ってきました。学習会や講演会活動を行う中で、自閉症に特化した支援事業所の必要性を強く感じるようになりました。

支援事業所によって、自閉症児者への個別な療育、相談、家族への支援、社会への啓発などの事業を計画し、これを関係諸機関と連携しながら実施することが可能になり、よりよい地域生活の支援を行うことができます。また、地域への広報活動や兄弟姉妹へのより充実した支援を行っていくこともできます。

自閉症児者が生涯、安定した地域生活が送れることを願い、地域生活をより豊かにしていく療育事業や生活支援を継続的、安定的に展開していくために自閉症くらし応援舎TOUCHは特定非営利活動法人として活動を行うものです。


 法人理事(会員外)

  • 小西尚美
  • 瀧井弓子
  • 井上哲雄 西南学院大学 人間科学部 心理学科 名誉教授

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